易経 / 泰卦
拔茅征吉,志在外也。 包荒,得尚于中行,以光大也。 无往不復,天地際也。 翩翩不富,皆失實也。不戒以孚,中心願也。 以祉,元吉。中以行願也。 城復于隍,其命亂也。周易 第十二卦 坤下乾上 易經:否之匪人,不利君子貞,大往小來。 初六,拔茅茹以其彙,貞吉。亨。 六二,包承,小人吉,大人否。亨。 六三,包羞。 九四,有命,无咎,疇離祉。 九五,休否,大人吉。其亡其亡,繫于苞桑。 上九,傾否,先否後喜。 彖曰:
新字:抜茅征吉,志在外也。 包荒,得尚于中行,以光大也。 无往不復,天地際也。 翩翩不富,皆失実也。不戒以孚,中心願也。 以祉,元吉。中以行願也。 城復于隍,其命乱也。周易 第十二卦 坤下乾上 易経:否之匪人,不利君子貞,大往小来。 初六,抜茅茹以其彙,貞吉。亨。 六二,包承,小人吉,大人否。亨。 六三,包羞。 九四,有命,无咎,疇離祉。 九五,休否,大人吉。其亡其亡,繋于苞桑。 上九,傾否,先否後喜。 彖曰:
書き下し
茅を抜く、征けば吉とは、志外に在るなり。荒を包ね、中行に尚うを得とは、以て光大なればなり。往きて復らざるは无しとは、天地の際なり。翩翩として富めりとせずとは、皆実を失えばなり。戒めずして以て孚ありとは、中心より願えばなり。以て祉あり、元いに吉とは、中以て願いを行うなり。城隍に復るとは、其の命乱るるなり。周易 第十二卦。坤下乾上。易経。之を否ぐは人に匪ず、君子の貞に利ろしからず、大往き小来たる。初六、茅を抜くに茹たり、其の彙を以てす、貞にして吉、亨る。六二、包承す、小人は吉、大人は否がりて亨る。六三、羞を包む。九四、命有れば咎无し、疇祉に離く。九五、否を休む、大人は吉。其れ亡びなん其れ亡びなんとて、苞桑に繋ぐ。上九、否を傾く、先には否がり後には喜ぶ。彖に曰く、
現代語訳
「茅を抜き、仲間とともに進めば吉」とは、志が外に向いていることである。「荒れたものも包み容れ、中庸の道にかなう」とは、その徳が輝いて大きいからである。「行ったまま戻らないものはない」とは、天と地の交わる境目のことである。「ひらひらと舞い降りて富を誇らない」とは、上にいる陰がみな実を失っているからである。「戒め合わなくても誠がある」とは、心の底から願っているからである。「それによって福があり大いに吉」とは、中庸を保って願いを行うことである。「城壁が崩れて空堀に戻る」とは、その命令が乱れているからである。『周易』第十二の卦。下が坤(地)、上が乾(天)の卦である。易経にいう。否(ふさがる)の時、ふさいでいるのは人の道ではない。君子が正しさを守ろうとしても不利である。大きな陽が去り、小さな陰が来る。初六、茅を抜くと根が連なって一緒に抜けてくる。仲間とともに正しさを守れば吉で、通る。六二、上の者を包み込んで受け入れる。小人にとっては吉であり、大人はふさがった時に身を処して、かえって道が通る。六三、恥を包み隠す。九四、天命があればとがめはない。仲間もともに福に付く。九五、ふさがりを止める。大人にとって吉である。「滅びるかもしれない、滅びるかもしれない」と戒めて、群がり生える桑の根に固くつなぎとめる。上九、ふさがりをひっくり返す。初めはふさがり、後には喜ぶ。彖伝にいう。
解説
関連する章句
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易経・履卦素履の往くは、独り願いを行うなり。幽人貞にして吉とは、中自ら乱れざるなり。眇にして能く視るとは、以て明有るに足らざるなり。跛にして能く履むとは、以て与に行くに足らざるなり。人を咥うの凶は、位当たらざればなり。武人大君と為るとは、志剛なればなり。愬愬たれば終には吉とは、志行わるるなり。夬めて履む、貞なれども厲しとは、位正に当たればなり。元いに吉にして上に在り、大いに慶び有るなり。周易 第十一卦。乾下坤上。易経。泰は、小往き大来たる、吉にして亨る。初九、茅を抜くに茹たり、其の彙を以てす、征けば吉。九二、荒を包ね、馮河を用い、遐きを遺れず、朋亡ぶ。中行に尚うを得。九三、平らかにして陂かざるは无く、往きて復らざるは无し。艱しみて貞なれば咎无し。其の孚を恤うる勿かれ、食に于いて福有り。六四、翩翩たり、富めりとせずして其の隣を以てす、戒めずして以て孚あり。六五、帝乙妹を帰がしむ、以て祉あり、元いに吉。上六、城隍に復る、師を用うる勿かれ。邑より命を告ぐ、貞なれども吝。彖に曰く、
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易経・否卦茅を抜く、貞にして吉とは、志君に在るなり。大人は否がりて亨るとは、群を乱さざるなり。羞を包むとは、位当たらざればなり。命有れば咎无しとは、志行わるるなり。大人の吉は、位正に当たればなり。否終われば則ち傾く、何ぞ長かるべけんや。周易 第十三卦。離下乾上。易経。人に同じくするに野に于いてす、亨る。大川を渉るに利ろし、君子の貞に利ろし。初九、人に同じくするに門に于いてす、咎無し。六二、人に同じくするに宗に于いてす、吝。九三、戎を莽に伏せ、其の高陵に升る、三歳まで興らず。九四、其の墉に乗るも、攻むる克わず、吉。九五、人に同じくす、先には号啕し而して後には笑う。大師克ちて相遇う。上九、人に同じくするに郊に于いてす、悔い無し。彖に曰く、
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易経・彖伝「泰は、小往き大来る。吉にして、亨る」とは、則ち是れ天地交わりて万物通ずるなり、上下交わりて其の志同じきなり。内は陽にして外は陰、内は健にして外は順、内は君子にして外は小人、君子の道長じ、小人の道消するなり。
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易経・彖伝「否の人に匪ず、君子の貞に利ろしからず、大往き小来る」とは、則ち是れ天地交わらずして万物通ぜざるなり、上下交わらずして天下に邦无きなり。内は陰にして外は陽、内は柔にして外は剛、内は小人にして外は君子、小人の道長じ、君子の道消するなり。
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易経・序卦物畜えられて然る後に礼有り、故に之を受くるに履(り)を以てす。履みて泰(やす)らかにして然る後に安し、故に之を受くるに泰を以てす。泰とは、通ずるなり。物は以て終に通ずべからず、故に之を受くるに否(ひ)を以てす。物は以て終に否がるべからず、故に之を受くるに同人を以てす。人と同じくする者には、物必ず帰す、故に之を受くるに大有を以てす。
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『呻吟語』内篇・談道・泰極まれば則ち肆なり只だ泰なれば、天地萬物皆な志暢び意得て、欣喜歡愛す。心身家國天下に一毫の鬱閼不平の氣無し。所謂る八達四通、千昌萬遂、太和の至りなり。然れども泰極まれば則ち肆なり、肆なれば則ち收拾す可からずして否に入る。故に《泰》の後に繼ぐに《大壯》を以てし、聖人之を戒めて曰く、「君子は以て禮に非ざれば履まず」と。六十四卦、惟だ《泰》のみ是れ快樂の時に又た恁く極中極正にして、且つ懼れ且つ危ぶむ。此れ泰を致し泰を保ちて意外の患ひ無き所以なり。
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