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弟子規 / 餘力學文・非聖書

非聖書、屏勿視、蔽聰明、壞心志 勿自暴、勿自棄、聖與賢、可馴致

新字:非聖書、屏勿視、蔽聰明、壊心志 勿自暴、勿自棄、聖与賢、可馴致

書き下し

聖に非ざる書は、屏けて視る勿かれ。聡明を蔽い、心志を壊る。 自ら暴する勿かれ、自ら棄つる勿かれ。聖と賢とは、馴致すべし。

現代語訳

聖人の教えでない書物は、退けて見てはいけません。聡明さを曇らせ、志を損なうからです。 自分を傷つけてはならず、見限ってもなりません。聖人も賢人も、少しずつ近づいてなれるものです。

解説

弟子規の結びで、聖賢の書以外を退けよという、当時の教育観がよく表れています。読む本を厳しく絞る見方は今の学びとは異なりますが、何を読むかで心が形づくられるという認識は今も通じます。後半の「自暴自棄」の語は、『孟子』離婁篇に由来します。自分を傷つけ、見限る者とは、ともに語れないという趣旨です。聖賢は生まれつきの別世界の人ではなく、少しずつ近づいていける目標だと、この書は子どもに言い聞かせて終わります。自分を見限らない姿勢こそ、成長の出発点です。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

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この章句が説くこと

聖賢の書聡明自暴自棄馴致志

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