弟子規 / 餘力學文・寬為限
寬為限、緊用功、工夫到、滯塞通 心有疑、隨札記、就人問、求確義
新字:寛為限、緊用功、工夫到、滞塞通 心有疑、随札記、就人問、求確義
書き下し
寛くして限りと為し、緊しくして功を用う。工夫到れば、滞塞通ず。 心に疑い有らば、随って札記し、人に就きて問い、確かな義を求めよ。
現代語訳
計画には余裕を持たせ、取り組みはひきしめて力を尽くしなさい。努力が行き届けば、つかえていたところも通じます。 心に疑問が生じたら、そのつど書き留め、人に尋ねて、確かな意味を求めなさい。
解説
学びの進め方についての実用的な条です。予定は余裕を持って組み、取り組むときは集中してひきしめる。この緩急の組み合わせは、無理な詰め込みを避けつつ、実際に身につける知恵です。工夫が行き届けば、行き詰まっていた箇所が通じるようになるという言葉は、仕事の壁にも通じます。後半は、疑問をその場で書き留め、人に尋ねて確かめるという習慣です。疑問は放置すると消えますが、メモに残せば学びの出発点になります。聞くことをためらわない姿勢が、確かな理解をつくります。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
寛と緊工夫滞塞疑い札記問う
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