弟子規 / 謹・事勿忙
事勿忙、忙多錯、勿畏難、勿輕略 鬥鬧場、絕勿近、邪僻事、絕勿問
新字:事勿忙、忙多錯、勿畏難、勿軽略 鬥鬧場、絶勿近、邪僻事、絶勿問
書き下し
事は忙しきこと勿かれ、忙しければ錯ち多し。難きを畏るること勿かれ、軽んじ略すること勿かれ。 闘鬧の場、絶えて近づく勿かれ。邪僻の事、絶えて問う勿かれ。
現代語訳
事にあたって慌ててはいけません。慌てれば間違いが多くなります。難しいことを恐れてはいけませんし、軽く見て手を抜いてもいけません。 争いごとや騒ぎの場には、決して近づいてはいけません。よこしまで偏ったことは、決して尋ねてはいけません。
解説
前半は、仕事の取り組み方を四つの句で言い切っています。慌てるな、怖がるな、侮るな。「忙しければ錯ち多し」は、現代の繁忙期の事故にそのまま当てはまります。難しい案件を前に気後れせず、易しい案件に慢心して手を抜かない、という両面の戒めも的確です。後半は、争いの場や邪な話題に近づかないという、環境の選び方です。興味本位で首を突っ込まないのも、自分を守る知恵と言えます。もっとも、必要な調査や火消しを避けよという意味ではなく、不要な渦中に身を置くなという趣旨と読むのが自然です。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
事勿忙忙多錯勿畏難勿軽略闘鬧邪僻
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