古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

弟子規 / 謹・緩揭簾

緩揭簾、勿有聲、寬轉彎、勿觸棱 執虛器、如執盈、入虛室、如有人

新字:緩掲簾、勿有声、寛転彎、勿触棱 執虚器、如執盈、入虚室、如有人

書き下し

緩やかに簾を掲げ、声有る勿かれ。寛やかに転じ曲がり、棱に触るる勿かれ。 虚器を執ること盈つるを執るが如く、虚室に入ること人有るが如くせよ。

現代語訳

簾をあげるときはゆっくりと、音を立ててはいけません。角を曲がるときは大きく回り、物の角にぶつからないようにしなさい。 空の器を持つときも、中身が満ちているかのように持ち、無人の部屋に入るときも、人がいるかのように振る舞いなさい。

解説

音を立てず、ぶつからず、空の器も満ちたもののように扱う。後半の二句は、人が見ていなくても気を抜かない、という慎みの教えです。「虚室に入ること人有るが如く」は、誰もいない場でも振る舞いを変えない、慎独の心に通じます。『礼記』曲礼にも近い言い回しがあります。仕事の質は、見られていない場面の丁寧さに表れます。空の器と同じ集中で、まだ動き出していない案件や、誰も確認しない裏方の作業に向き合えるか。見ている人がいないときの所作が、その人の信用を、静かに決めていきます。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

緩勿有声執虚器入虚室慎み慎独

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る