弟子規 / 汎愛眾・凡取與
凡取與、貴分曉、與宜多、取宜少 將加人、先問己、己不欲、即速已
新字:凡取与、貴分暁、与宜多、取宜少 将加人、先問己、己不欲、即速已
書き下し
凡そ取与は、分暁なるを貴ぶ。与うるは宜しく多く、取るは宜しく少なかるべし。 将に人に加えんとせば、先ず己に問え。己の欲せざるは、即ち速やかに已めよ。
現代語訳
物のやりとりは、はっきりさせることが大切です。与えるときは多めに、受け取るときは少なめにしなさい。 人に何かを加えようとするときは、まず自分に問いなさい。自分がされたくないことは、すぐにやめなさい。
解説
前半は金品や貸し借りのけじめ、後半は『論語』衛霊公篇の「己の欲せざる所、人に施すこと勿れ」を言い直した恕の教えです。貸し借りや分け前をあいまいにしたままだと、あとで思わぬ恨みの種になります。そのうえで、与えるには惜しまず、取るには控えめにと言います。報酬の分配、手柄の扱い、頼みごとの重さなど、仕事の中の取り与えにそのまま当てはまります。迷ったときは、自分が同じことをされたらどうかと一度問う。それだけで多くの摩擦は避けられます。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
取与分暁与は多く取は少なく己に問う恕論語
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