万民徳用 / 三寶の使い方・第九
九、佛法修行は、迷悶の心を去て三毒の心を離る、此の心即ち諸煩惱を斷して心病なき寶なり。
新字:九、仏法修行は、迷悶の心を去て三毒の心を離る、此の心即ち諸煩悩を断して心病なき宝なり。
書き下し
九、仏法修行は、迷悶の心を去て三毒の心を離る、此の心即ち諸煩悩を断して心病なき宝なり。
現代語訳
九、仏法の修行とは、迷い悶える心を捨てて、貪り・怒り・愚かさという三毒の心を離れることである。この心こそ、あらゆる煩悩を断ち切って、心の病をなくす宝である。
解説
三宝を使いこなす十か条の九つ目です。正三は、仏法修行の中身を迷いと三毒(貪・瞋・痴)を離れることだと言い切り、その心を「心の病をなくす宝」と呼びます。武士として戦場を知り、のちに出家した正三にとって、心の乱れは身の破滅に直結する現実の病でした。現代の職場でも、焦りや怒り、見栄で判断が曇り、後で悔やむことは少なくありません。仕事の腕を磨く前に、心の状態を整えることが最大の資産だという視点を、この短い一条は示しています。
この章句が説くこと
仏法修行迷悶三毒煩悩心の病宝
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