万民徳用 / 三寶の使い方・第七
七、佛法修行は、諸の業障を滅盡して、一切の苦を去る、此の心即ち士農工商の上に用ひて、身心安樂の寶なり。
新字:七、仏法修行は、諸の業障を滅尽して、一切の苦を去る、此の心即ち士農工商の上に用ひて、身心安楽の宝なり。
書き下し
七、仏法修行は、諸の業障を滅尽して、一切の苦を去る、此の心即ち士農工商の上に用ひて、身心安楽の宝なり。
現代語訳
七、仏法の修行は、さまざまな業の障りを滅し尽くして、すべての苦を去る。この心がすなわち、士農工商それぞれの上に用いて、身も心も安らかにする宝である。
解説
ここで初めて、士農工商の四つの身分が名指しされます。業障とは、過去の行いが妨げとなって心を苦しめることです。それを滅して苦を離れる心は、武士にも農民にも職人にも商人にも等しく用いられ、安楽をもたらすと正三は言います。身分で修行の中身を変えるのではなく、同じ心がそれぞれの仕事に使われる点が大切です。現代でも、職種や立場が違っても、心の整え方は共通しており、職場の安定や健康の土台になる、という話に通じます。
この章句が説くこと
業障苦士農工商身心安楽四民宝
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