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幽夢影 / 巻下・月を玩ぶの法

玩月之法:皎潔則宜仰觀,朦朧則宜俯視。

新字:玩月之法:皎潔則宜仰観,朦朧則宜俯視。

書き下し

月を玩ぶの法は、皎潔なれば則ち宜しく仰ぎ觀るべく、朦朧たれば則ち宜しく俯して視るべし。

現代語訳

月を楽しむ方法は、こうです。月が白く澄みきっているときは、仰いで眺めるのがよく、おぼろにかすんでいるときは、うつむいて見下ろすのがよいのです。

解説

月見の心得を、澄んだ月とおぼろ月とで分けて示した短い一則です。皎潔は白く清らかに輝くさまで、朦朧はぼんやりかすんでいるさまです。澄んだ月はまっすぐ見上げて、その輪郭と光をそのまま味わいます。おぼろ月は見下ろせと言うのですから、水面に映る影や、地面に落ちるやわらかな光を楽しむということだと読めます。友人の孔東塘は「月見の極意をつかんでいる」と評しています。同じ対象でも、状態に応じて見る角度を変えると、別の美しさが見えてきます。人や仕事についても、調子のよいときと悪いときで接し方を変えるのは、一つの知恵と言えるでしょう。

この章句が説くこと

風雅月見閑適自然見方

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この一句を、あなたの毎日に。

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