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幽夢影 / 巻下・曉粧を看るは傅粉の後に宜し

看曉粧宜於傅粉之後。

新字:看暁粧宜於傅粉之後。

書き下し

曉粧を看るは粉を傅くるの後に宜し。

現代語訳

朝の化粧姿を見るなら、おしろいをつけ終えた後がよいのです。

解説

朝の化粧をする女性の姿を、いつ見るのがいちばん美しいかを語った短い一句です。暁粧は朝の身支度としての化粧、傅粉はおしろいをはたくことです。まだ素顔のときでも、化粧がすっかり仕上がったときでもなく、おしろいをつけ終えて、眉や紅を整えようとしている途中の姿こそ趣があるという、細やかな観察です。友人の余淡心は、夕方の化粧はいつ見るのがよいと張潮は考えるのかと問い、周冰持は、それは言ってはならないと茶化しています。龐天池は、化粧の崩れた姿はほろ酔いのあとに見るのがよいが、そのときは目がちらつくと笑っています。物事は仕上がりだけでなく、途中の姿にも味わいがあるものです。

この章句が説くこと

風雅審美観察化粧

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