尉繚子 / 兵令下
賞如明月、信如四時、令如斧鉞、制如干將。
新字:賞如明月、信如四時、令如斧鉞、制如干将。
書き下し
賞は明月の如く、信は四時の如く、令は斧鉞の如く、制は干将の如し。
現代語訳
褒賞は明るい月のように公明であり、信義は四季の巡りのように確実であり、命令は斧や鉞のように厳しく、統制は名剣干将のように鋭くあるべきである。
解説
四つのたとえを重ねて、人を動かす仕組みに必要な性質を示している。褒賞は隠し立てなく誰の目にも明らかであること、約束は季節が巡るように裏切らないこと、指示は迷いを断ち切る鋭さを持つこと、統制は切れ味を保つこと。どれか一つが欠けても、人はついてこなくなる。褒める、約束を守る、決める、締めるという四つの働きを、場面ごとに使い分けられるかが問われている。
この章句が説くこと
信賞必罰公明威信
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