尉繚子 / 兵令上
兵者、以武為植、以文為種。武為表、文為裏。能審此二者、知勝敗矣。
書き下し
兵は武を以て植と為し、文を以て種と為す。武は表と為り、文は裏と為る。能く此の二者を審らかにすれば、勝敗を知る。
現代語訳
軍事というものは、武力を幹とし、文治を種とする。武力は表に現れるものであり、文治はその裏に隠れているものである。この二つをよく見極めることができれば、勝敗を知ることができる。
解説
目に見える強さの奥には、必ず目に見えない備えが根を張っているという見立てである。表に出る成果や勝負強さばかりに注目しがちだが、それを支えているのは、日頃の準備や関係づくりといった地味な土台である。仕事の成果や競争の勝敗を占うときも、表面の勢いだけでなく、その裏でどれだけ種が蒔かれてきたかを見る目を持ちたい。強さは表と裏、両方を合わせて初めて完成する。
この章句が説くこと
表裏一体準備実力
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