司馬法 / 嚴位
凡戰之道:位欲嚴;政欲栗;力欲窕;氣欲閑;心欲一。
新字:凡戦之道:位欲厳;政欲栗;力欲窕;気欲閑;心欲一。
書き下し
凡そ戦の道は、位は厳ならんことを欲し、政は栗(りつ)ならんことを欲し、力は窕(ゆとり)あらんことを欲し、気は閑(しずか)ならんことを欲し、心は一ならんことを欲す。
現代語訳
およそ戦いの道は、立ち位置(持ち場)は厳格であることを求め、統制は身が引き締まるほど厳しいことを求め、力には余裕があることを求め、気持ちは静かであることを求め、心は一つにまとまっていることを求める。
解説
戦いに臨むための五つの構えが示されている。立ち位置や役割分担は厳格に、統制は身が引き締まるほど厳しく、力には出し惜しみしない余裕を残し、気持ちは静かに保ち、心は一つの目的にまとめる。これは軍の陣立てに限らず、試験や試合、大事な交渉の前に自分を整える際の指針にもなる。準備段階でどれか一つでも欠けていると、本番でその隙が表に出やすい。
この章句が説くこと
準備心の統一余裕
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