司馬法 / 定爵
教惟豫,戰惟節。
新字:教惟予,戦惟節。
書き下し
教えは惟(こ)れ豫(あらかじ)め、戦いは惟れ節(せつ)。
現代語訳
教育・訓練はあらかじめ行っておくものであり、戦いにおいては節度を守るものである。
解説
教育や訓練はあらかじめ済ませておくものであり、実際の戦いの場では節度を守るべきものであるという、準備と実行を明確に分けた要諦である。事が起きてから慌てて備えようとしても間に合わず、逆に本番の最中にあれこれ試したり感情に任せて動いたりすれば統制を失う。平時にこそ力を蓄え、いざという場面では抑制を利かせるという使い分けは、仕事や勝負事の場面設計にそのまま活かせる。
この章句が説くこと
準備節度平時と有事
関連する章句
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説苑・雜言孔子曰く、「中人の情は、余り有れば則ち侈り、足らざれば則ち倹にし、禁無ければ則ち淫し、度無ければ則ち失し、欲を縦にすれば則ち敗る。飲食に量有り、衣服に節有り、宮室に度有り、畜聚に数有り、車器に限有るは、以て乱の源を防ぐなり。故に夫れ度量は明らかにせざる可からず、善言は聴かざる可からず」と。
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説苑・說叢聖人の衣や體に便にして以て身を安んじ、其の食や腹に安んず。衣を適し食を節し、口目に聽かず。
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尚書・說命中寵を啓きて侮りを納るる無かれ、過ちを恥じて非を作す無かれ。
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葉隠・聞書第一時により、人に用(よう)をいい、物をもらう事有り。それも度重(たびかさ)ならば、無心(むしん)になり、いやしかるべし。何とぞ済む事ならば、用をいわぬように有りたきなり。
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論語・述而篇子は釣りして綱せず、弋して宿を射ず。