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尉繚子 / 武議

凡兵不攻無過之城、不殺無罪之人。

書き下し

凡そ兵は過ち無きの城を攻めず、罪無きの人を殺さず。

現代語訳

そもそも軍というものは、過失のない城を攻めることなく、罪のない人を殺すことはない。

解説

力を行使するには、それを正当化できる理由が要るという原則である。相手に落ち度がないのに攻め立てたり、罪もない者を巻き込んだりすれば、たとえ勝っても正しさを失う。競争や対立の場面でも、目的のためなら手段を選ばないやり方は、一時の成果と引き換えに信頼を損なう。力を使う前に、その行使に筋が通っているかを自分に問う姿勢が要る。

この章句が説くこと

正当性大義節度

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