尉繚子 / 武議
凡兵不攻無過之城、不殺無罪之人。
書き下し
凡そ兵は過ち無きの城を攻めず、罪無きの人を殺さず。
現代語訳
そもそも軍というものは、過失のない城を攻めることなく、罪のない人を殺すことはない。
解説
力を行使するには、それを正当化できる理由が要るという原則である。相手に落ち度がないのに攻め立てたり、罪もない者を巻き込んだりすれば、たとえ勝っても正しさを失う。競争や対立の場面でも、目的のためなら手段を選ばないやり方は、一時の成果と引き換えに信頼を損なう。力を使う前に、その行使に筋が通っているかを自分に問う姿勢が要る。
この章句が説くこと
正当性大義節度
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葉隠・聞書第一諫言(かんげん)の道に、我(われ)其の位(くらい)にあらずば、其の位の人に言はせて、御誤(おあやまり)直(なお)る様にするが大忠(たいちゅう)なり。此の階(かい)の為に諸人(しょにん)と懇意(こんい)する所なり。我が為にすれば追従(ついしょう)なり。一方(いっぽう)は我等(われら)荷(にな)ひ申す心入(こころいれ)からなり。成程(なるほど)なるものなり。
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尚書・說命中寵を啓きて侮りを納るる無かれ、過ちを恥じて非を作す無かれ。
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葉隠・聞書第一時により、人に用(よう)をいい、物をもらう事有り。それも度重(たびかさ)ならば、無心(むしん)になり、いやしかるべし。何とぞ済む事ならば、用をいわぬように有りたきなり。
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葉隠・聞書第一大酒にて後れを取りたる人、数多(あまた)なり。別して残念の事なり。まず我が丈け分(たけぶん)をよく覚え、その上は飲まぬ様にありたきなり。そのうちにも、時により、酔い過す事あり。酒座(しゅざ)には就中(なかんずく)気をぬかさず、図(はか)らぬ事出来(しゅったい)ても間に合う様に、了簡(りょうけん)あるべき事なり。また酒宴は……
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