尉繚子 / 戰威
天時不如地利、地利不如人和、聖人所貴、人事而已。
書き下し
天時は地利に如かず、地利は人和に如かず、聖人の貴ぶ所は、人事のみ。
現代語訳
天の巡り合わせは地の利に及ばず、地の利は人の和に及ばない。聖人が尊ぶのは、結局のところ人の営みだけである。
解説
タイミングの良さより場の条件が、場の条件よりも人と人との折り合いが、物事の成否を大きく左右する。好機を待っているうちに機会を逃す人もいれば、恵まれた環境にいながら周囲との関係がこじれて崩れていく組織もある。尉繚子が最後に頼るのは天でも地でもなく人の和だと言い切る潔さは、日々の人間関係を大切にする姿勢への支持でもある。
この章句が説くこと
人の和条件より関係結束