古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

酔古堂剣掃 / 集倩・仙子來たる時雲雨香し

幽人到處煙霞冷,仙子來時雲雨香。

新字:幽人到処煙霞冷,仙子来時雲雨香。

書き下し

幽人到る處煙霞冷やかに、 仙子來たる時雲雨香し。

現代語訳

世を離れた人が行くところでは、もやや霞も冷ややかに澄み、仙女がやってくるときには、雲も雨も香しく匂います。

解説

隠者と仙女という二つの存在が、それぞれ周りの景色を変えてしまうさまを詠んだ一則です。幽人は俗世を離れて静かに暮らす人で、その行く先々では、煙霞、つまりもやや霞までが冷ややかに澄みきっていると言います。人の清らかさが景色にまで移るという見方です。後半の仙子は仙女のことです。雲雨という言葉は、戦国時代の宋玉「高唐の賦」で、楚王が夢の中で巫山の神女に出会った話から、艶やかな出会いを暗示する語ともなりました。ここでは仙女の訪れとともに雲や雨までが香り立つという、華やかで幻想的な情景を描いています。冷やかと香しという対比に、清らかさと艶やかさという二つの美しさが示されています。人の持つ雰囲気が周りの空気を変えるということは、今の私たちの実感としてもよくわかるものです。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

隠逸神仙雰囲気幻想艶麗

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る