古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

酔古堂剣掃 / 集倩・翠竹黃花は永く閑伴と為る

夭桃紅杏,一時分付東風;翠竹黃花,從此永為閑伴。

新字:夭桃紅杏,一時分付東風;翠竹黄花,従此永為閑伴。

書き下し

夭桃紅杏は、一時東風に分付し、 翠竹黃花は、此より永く閑伴と為る。

現代語訳

若々しい桃や紅い杏の花は、ひとときのうちに春風に任せて散ってしまい、緑の竹や黄色い菊は、これからずっと、のどかな暮らしの友となります。

解説

一時の華やかさと、長く続く穏やかさを対比した一則です。夭桃は若々しく美しい桃の花で、『詩経』の桃の夭夭たる、という句に由来し、しばしば若い女性の美しさにたとえられます。紅杏も春を彩る華やかな花です。分付は委ねる、任せることで、これらの花は春風に身を任せて、あっという間に散ってしまいます。これに対して翠竹は四季を通じて緑を保ち、黄花、つまり菊は霜にも負けずに咲き、いずれも節操や隠逸の象徴です。閑伴は、のどかな暮らしを共にする友です。華やかなものは一時人の心を奪いますが、長く寄り添ってくれるのは、地味でも変わらぬものだと言います。人との付き合いでも、趣味や仕事でも、一時の華やかさより、長く続く穏やかな関係を大切にしたいと思わせる句です。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

竹菊節操閑適無常

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る