古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

酔古堂剣掃 / 集倩・窮秀才の生活

窮秀才生活,整日荒年;老山人出遊,一派熟路。

書き下し

窮秀才の生活は、整日荒年。 老山人の出遊は、一派熟路。

現代語訳

貧しい書生の暮らしは、毎日が飢饉の年のようです。年老いた山の隠者の外出は、どこもかしこも歩き慣れた道です。

解説

貧しい書生と老いた隠者の暮らしを、短い言葉で鋭く描いた一則です。秀才は科挙の最初の試験に合格した者、または広く学問をする書生を指します。窮秀才は、まだ出世できず貧しい書生のことです。整日荒年は、毎日がまるで飢饉の年のように苦しい、という誇張で、苦学する者の厳しい暮らしを自嘲を込めて言っています。後半の山人は山に住む隠者、一派熟路はどこへ行っても慣れ親しんだ道ばかり、ということです。長く山に暮らしてきた隠者には、もう新しい道はなく、すべてが熟知した道なのです。これは、何ごとにも慣れきって新鮮味がないとも、あるいは達人の余裕とも読めます。貧しさに苦しむ若さと、すべてに慣れた老い、どちらにもおかしみと哀しみがあります。今の自分はどちらに近いか、考えてみたくなる句です。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

清貧隠逸学問老い諧謔

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る