古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

酔古堂剣掃 / 集倩・門を閉ぢて鶴を放つ

分韻題詩,花前酒後;閉門放鶴,主去客來。

新字:分韻題詩,花前酒後;閉門放鶴,主去客来。

書き下し

韻を分かちて詩を題す、花前酒後。 門を閉ぢて鶴を放つ、主去りて客來たる。

現代語訳

韻字を分け合って詩を作るのは、花の前、酒の後。門を閉ざして鶴を放つのは、主人が出かけ、客がやってきたときです。

解説

文人の暮らしの二つの場面を、簡潔な対句で描いた一則です。分韻は詩会で韻に使う字をくじなどで分け合い、それぞれがその字を使って詩を作る遊びです。花の前で、酒を飲んだ後に、興に乗って詩を作り合う楽しさが伝わります。後半の閉門放鶴は、北宋の隠者林逋の逸話を思わせます。林逋は西湖の孤山に住み、梅を妻とし鶴を子とすると言われた人で、舟で出かけている間に客が来ると、童子が鶴を放ち、それを見た林逋が戻ってきたと伝えられます。主去客来は、まさにその場面を言っているのでしょう。鶴が主人と客をつなぐ知らせの役を果たしているところに、隠者の暮らしの風雅がにじみます。人との待ち合わせにも、こうした遊び心があると楽しいものです。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

詩隠逸鶴交友風雅

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る