酔古堂剣掃 / 集倩・酒有らば韻友を邀ふ
無事當看韻書,有酒當邀韻友。
新字:無事当看韻書,有酒当邀韻友。
書き下し
事無くば當に韻書を看るべし、酒有らば當に韻友を邀ふべし。
現代語訳
用事がないときには風雅な書物を読むべきで、酒があるときには風雅な友を招くべきです。
解説
暇と酒という二つの機会の生かし方を、韻の字を重ねて示した一則です。韻は、ここでは詩の韻律に限らず、上品で奥ゆかしい趣、風雅を意味します。韻書は、ここでは韻字を引く辞書というより、風趣に富んだ書物と読めます。韻友は趣味や感性の合う風雅な友です。何もすることがないときにだらだらと過ごすのではなく、心を養う本を読む。よい酒が手に入ったら、一人で飲むより、それを本当に味わってくれる友を招く。どちらも、せっかくの機会を最も豊かに使う心がけです。暇な時間の過ごし方と、楽しみを誰と分かち合うかは、人生の質を大きく左右します。休日の過ごし方や、よいものを分かち合う相手を、少し意識して選んでみてはどうでしょうか。
この章句が説くこと
交友読書飲酒風雅閑適
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