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酔古堂剣掃 / 集豪・人間未見の書を讀み盡くす

友偏天下英傑人士,讀盡人間未見之書。

新字:友偏天下英傑人士,読尽人間未見之書。

書き下し

友は天下の英傑の人士に偏く、 讀むは人間未見の書を盡くす。

現代語訳

友としては天下の英傑や名士とあまねく交わり、読むものとしては世の人がまだ見たことのない書物まで読み尽くします。

解説

交友と読書という二つの面で、豪者の理想の生き方を示した一則です。前の句は、天下のすぐれた人物とあまねく交わりを結ぶことを言います。原文の「偏」は、あまねくという意味の「遍」に通じると見て読みました。後の句は、世の人がまだ見たことのない珍しい書物まで読み尽くすことを言います。人から学ぶことと書物から学ぶことは、見聞を広げる二本の柱です。どちらも、狭い世界にとどまらず、できるかぎり広く深く求めていこうという志を表しています。明末の文人たちは、各地の名士と交わり、珍しい本を集めて読むことを誇りとしました。今日でも、良い人と良い本に出会い続けることが、人を大きくする最も確かな道でしょう。

この章句が説くこと

交友読書学問見聞豪放

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