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酔古堂剣掃 / 集倩・畫法を以て書を作す

書者喜談畫,定能以畫法作書;酒人好論茶,定能以茶法飲酒。

新字:書者喜談画,定能以画法作書;酒人好論茶,定能以茶法飲酒。

書き下し

書者の畫を談ずるを喜ぶは、定めて能く畫法を以て書を作す。 酒人の茶を論ずるを好むは、定めて能く茶法を以て酒を飲む。

現代語訳

書家で絵のことを語るのが好きな人は、きっと絵の技法で字を書くことができます。酒飲みで茶を論じるのが好きな人は、きっと茶の作法で酒を飲むことができます。

解説

ひとつの道を極める人が、隣の道から学ぶことの意味を語った一則です。中国では古くから書と画は源を同じくすると言われ、筆の運びや墨の濃淡、余白の取り方など、互いに通じ合う点が多くあります。画を語れる書家は、その感覚を自分の字に生かせるというのです。後半は同じ理屈を酒と茶に移しています。茶を論じる人は、香りや味を静かに味わう作法を身につけているので、酒を飲んでもがぶ飲みせず、上品に味わえるだろうと言います。どちらも、隣接する分野への関心が本業を深くするという点で共通しています。仕事でも、専門の外にある分野に興味を持つことが、思わぬ工夫や品位をもたらしてくれることがあります。

この章句が説くこと

書画茶道学問風雅応用

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