師導古典を学びたいすべての人に

酔古堂剣掃 / 集法・交はる時極めて難し

重友者,交時極難,看得難,以故轉重;輕友者,交時極易,看得易,以故轉輕。

新字:重友者,交時極難,看得難,以故転重;軽友者,交時極易,看得易,以故転軽。

書き下し

友を重んずる者は、交はる時極めて難く、看ること難きを得、故を以て轉た重し。友を輕んずる者は、交はる時極めて易く、看ること易きを得、故を以て轉た輕し。

現代語訳

友を重んじる人は、交わりを結ぶときにきわめて慎重で、それを難しいことと見ています。だからこそ、友情はいよいよ重くなります。友を軽んじる人は、交わりを結ぶときにきわめて手軽で、それをたやすいことと見ています。だからこそ、友情はいよいよ軽くなります。

解説

友情の重さは、結ぶときの慎重さで決まると説いた一則です。友を大切にする人は、簡単には友と呼ばず、よく相手を見極めてから交わります。だから一度結んだ友情は重く、長く続きます。友を軽く扱う人は、誰とでもすぐに友になりますが、その分簡単に離れていきます。転たは、いよいよ、ますますの意味です。手に入れるのが難しいものほど大切にするという、人の心の自然な動きを言い当てています。つながりの数が簡単に増える今だからこそ、一人ひとりとの縁を重く受け止めたいものです。

この章句が説くこと

交友慎重信頼友情処世

関連する章句

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ
いま登録すると、7日間すべての機能を無料でお試しいただけます。 無料ではじめる