酔古堂剣掃 / 集法・怒りは留むべからず
性不可縱,怒不可留,語不可激,飲不可過。
新字:性不可縦,怒不可留,語不可激,飲不可過。
書き下し
性は縱にすべからず、怒りは留むべからず、語は激すべからず、飲は過ごすべからず。
現代語訳
気ままな性分をほしいままにしてはいけません。怒りを心に留め置いてはいけません。言葉を激しくしてはいけません。酒を飲みすぎてはいけません。
解説
日々の身の処し方で気をつけるべき四つのことを、簡潔に並べた一則です。性を縦にすれば、わがままになって人と衝突します。怒りを留めれば、恨みとなって心を蝕みます。語を激すれば、相手を傷つけ、取り返しのつかないことになります。飲を過ごせば、体を壊し、失言や失態を招きます。どれも一つひとつは小さなことですが、放っておけば大きな災いの種になります。とくに怒りを留むべからずは、怒ること自体より、怒りを持ち越すことの害を言っている点が味わい深いところです。怒っても、その日のうちに手放したいものです。
この章句が説くこと
節制修身怒り言葉酒
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