酔古堂剣掃 / 集法・言語を靖んじて氣を養ふ
寡思慮以養神,剪欲色以養精,靖言語以養氣。
新字:寡思慮以養神,剪欲色以養精,靖言語以養気。
書き下し
思慮を寡なくして以て神を養ひ、欲色を剪りて以て精を養ひ、言語を靖んじて以て氣を養ふ。
現代語訳
思い煩うことを少なくして精神を養い、色欲を断って精力を養い、言葉を静かにして気力を養います。
解説
精、気、神という三つの生命力を養う方法を、簡潔に並べた一則です。神は精神のはたらき、精は体の根本の活力、気は体をめぐる気力のことで、東洋の養生思想で重んじられてきた三つの宝です。あれこれ考えすぎると精神が消耗し、欲望にふけると活力を失い、しゃべりすぎると気力が漏れていくと言います。靖はやすらかに静めることです。心と体を守るには、足すよりも減らすことが大切だという教えです。疲れを感じたら、考えることと話すことを少し控えてみるとよいかもしれません。
この章句が説くこと
摂生養生節制修身静
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