酔古堂剣掃 / 集法・一點不忍の念頭
一點不忍的念頭,是生民生物之根芽;一段不為的氣象,是撐天撐地之柱石。
新字:一点不忍的念頭,是生民生物之根芽;一段不為的気象,是撐天撐地之柱石。
書き下し
一點不忍の念頭は、是れ生民生物の根芽なり。一段不為の氣象は、是れ天を撐へ地を撐ふるの柱石なり。
現代語訳
ほんのわずかでも、見るに忍びないと思う心は、人々を生かし万物を育てる根や芽です。ひとかたまりの、決してしないという気骨は、天を支え地を支える柱や礎です。
解説
思いやりの心と、断じてしないという節操とを、世の中の根本に据えた一則で、菜根譚にもほぼ同じ句があります。不忍の念頭は、人や生き物が苦しむのを見過ごせない心で、孟子が説いた人に忍びざるの心に通じます。それが人を生かし物を育てる根芽になると言います。不為の気象は、どんな誘惑があっても不正はしないという気骨です。それが天地を支える柱石になると言います。やさしさと潔さ、この二つが小さくても確かにあれば、人も組織も崩れません。どちらも特別な才能ではなく、日々の心がけで育てられるものです。
この章句が説くこと
仁節操修身良心気骨
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