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酔古堂剣掃 / 集法・情も法に非ざれば流れ易し

有世法,有世緣,有世情。緣非情,則易斷;情非法,則易流。

新字:有世法,有世縁,有世情。縁非情,則易断;情非法,則易流。

書き下し

世法有り、世緣有り、世情有り。緣も情に非ざれば、則ち斷え易く、情も法に非ざれば、則ち流れ易し。

現代語訳

世の中には、世の決まりがあり、世の縁があり、世の情があります。縁も情によって支えられなければ切れやすく、情も決まりによって支えられなければ、流されやすくなります。

解説

人の世を支える法、縁、情の三つの関係を説いた一則です。世縁は人と人とのめぐり合わせ、世情は人の気持ちや人情、世法は世の中の決まりや道理です。縁があっても、そこに情が通わなければ関係はすぐに切れてしまいます。しかし情だけでは、今度は歯止めがなくなり、なれ合いや私情に流されてしまいます。だから情を支える法、つまり筋道が必要になると言います。職場の人間関係でも、縁と情と筋道の三つがそろってはじめて、長く健やかに続く関係になるのではないでしょうか。

この章句が説くこと

処世人情規範交友

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