酔古堂剣掃 / 集豪・大丈夫は當に雄飛すべし
大丈夫當雄飛,安能雌伏?
新字:大丈夫当雄飛,安能雌伏?
書き下し
大丈夫は當に雄飛すべし、 安んぞ能く雌伏せんや。
現代語訳
立派な男子は、雄鳥のように大空へ飛び立つべきです。どうして雌鳥のように伏して人に従っていられましょうか。
解説
大志を抱いて世に飛び出すべきだという気概を示した、短く力強い一則です。この言葉は、後漢の趙温が、地方の役人の地位に甘んじることを嘆き、官を捨てて去ったときの言葉として『後漢書』に伝えられています。雄飛は、雄鳥が勢いよく飛び立つように、大いに活躍すること、雌伏は、雌鳥が雄鳥に従って伏しているように、人の下に甘んじてじっとしていることです。今日では雌伏という言葉は、力を蓄えて時機を待つという前向きな意味でも使われますが、ここでは、志を抱く者は人の下で縮こまっていてはならないという意味です。安定した場所にとどまるか、思い切って飛び出すか。人生の岐路で思い出したい言葉です。
この章句が説くこと
立志雄飛気概決断豪放
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