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酔古堂剣掃 / 集綺・花を看る步

看花步男子當作女人,尋花步女子當作男人。

新字:看花歩男子当作女人,尋花歩女子当作男人。

書き下し

花を看る步は、男子も當に女人と作るべく、 花を尋ぬる步は、女子も當に男人と作るべし。

現代語訳

花を眺めて歩くときは、男性も女性のようにしなやかな足どりになるべきであり、花を探し求めて歩くときは、女性も男性のようにきびきびとした足どりになるべきです。

解説

花を楽しむときの歩き方を、男女の足どりにたとえて説いた、ユーモアのある一則です。すでに咲いている花を眺めるときは、急がずゆっくりと、女性のようにしとやかに歩くのがよいと言います。花を踏み荒らさず、一輪一輪を丁寧に味わう心の余裕が求められます。反対に、まだ見ぬ花を探して山野を歩くときは、女性であっても男性のように大股でさっさと進むのがよいと言います。探すときは足で稼ぎ、見つけたら足を緩めるという、場面に応じた緩急の使い分けです。当時の男女の歩き方の通念に基づいた表現ですが、要点は、目的に合わせて歩みを変えることにあります。仕事でも、探す時期と味わう時期で速さを変えることが大切です。

この章句が説くこと

緩急花見風雅処世歩み

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この一句を、あなたの毎日に。

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