酔古堂剣掃 / 集奇・棋に於いて兵機を得
於琴得道機,於棋得兵機,於卦得神機,於蘭得仙機。
書き下し
琴に於いて道機を得、棋に於いて兵機を得、卦に於いて神機を得、蘭に於いて仙機を得。
現代語訳
琴からは道の奥義を会得し、碁からは兵法の奥義を会得し、易の卦からは神妙な奥義を会得し、蘭からは仙人の奥義を会得します。
解説
四つの遊びや趣味から、それぞれ異なる奥義を学ぶと言う一句です。機はここでは物事の要、奥深い働きのことです。琴は心を調える楽器で、その調べから天地の道を感じ取ることができます。碁は盤上の戦いで、攻守や駆け引きの中に兵法の要が学べます。卦は『易経』の占いの図形で、そこから天地の神妙な変化の兆しを読み取ります。蘭は清らかな香りを持つ君子の花で、その姿から俗を離れた仙境の趣を感じ取れるというのです。趣味や遊びも、ただ楽しむだけでなく、そこから何かを学び取ろうとすれば、人生の師となります。自分の趣味から学べることを考えてみたいものです。
この章句が説くこと
学問風雅兵法易修養
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