古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

酔古堂剣掃 / 集奇・一世の窮根は一撚の傲骨に在り

一世窮根,種在一撚傲骨;千古笑端,伏於幾個殘牙。

新字:一世窮根,種在一撚傲骨;千古笑端,伏於幾個残牙。

書き下し

一世の窮根は、一撚の傲骨に種ゑ在り。千古の笑端は、幾個の殘牙に伏す。

現代語訳

一生の貧しさの根は、ひとつまみの傲骨に植えられています。千古に続く笑いの種は、数本の欠け残った歯の中に潜んでいます。

解説

気骨ある者の貧しさと、老いてなお笑う姿とを対にした一則です。窮根は貧窮の根本、一撚はひとつまみ、傲骨は権勢に屈しない誇り高い気骨を言います。世にこびず節を曲げない性分こそが、一生貧しさから抜けられない原因だというのです。後半の残牙は、老いて抜け落ちずに残った数本の歯で、そこに千古の笑いの端緒が潜んでいると言います。字句にやや難しいところがありますが、貧しくとも気骨を捨てず、老いて歯が欠けても大口を開けて世を笑い飛ばす、そんな痛快な老人の姿と読めるでしょう。誇りを守って得られなかったものがあっても、笑って生きられるなら、それは一つの豊かさです。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

気骨清貧諧謔老い処世

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る