酔古堂剣掃 / 集奇・聖賢を骨と為す
聖賢為骨,英雄為膽,日月為目,霹靂為舌。
新字:聖賢為骨,英雄為胆,日月為目,霹靂為舌。
書き下し
聖賢を骨と為し、英雄を膽と為し、日月を目と為し、霹靂を舌と為す。
現代語訳
聖人や賢人を骨とし、英雄を胆とし、太陽と月を目とし、雷鳴を舌とします。
解説
理想の人物像を、体の部位に託して描いた一句です。骨は人の根幹で、聖賢の教えをその芯とするのです。胆は勇気の宿るところとされ、英雄の大胆さをそこに持ちます。目は日月のように明るく、すべてを見通します。舌は霹靂、つまり激しい雷鳴のように、人を震わせる言葉を発するというのです。四つの比喩が重なって、徳と勇気と見識と弁舌を兼ね備えた、並外れた人物の姿が浮かび上がります。集奇らしい大胆な言葉遣いが印象的です。すべてを兼ね備えるのは難しいことですが、自分に欠けているのはどの部分かを考えてみると、目指す姿が見えてくるでしょう。
この章句が説くこと
立志聖賢英雄気概修身
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