酔古堂剣掃 / 集韻・夜臥して罪を懺ゆ
旦起理花,午窗剪茶,或截草作字,夜臥懺罪,令一日風流蕭散之過,不致墮落。
新字:旦起理花,午窗剪茶,或截草作字,夜臥懺罪,令一日風流蕭散之過,不致堕落。
書き下し
旦に起きて花を理め、午窗に茶を剪り、或いは草を截りて字を作し、夜臥して罪を懺ゆ。一日の風流蕭散の過をして、墮落に致らざらしむ。
現代語訳
朝起きて花の手入れをし、昼の窓辺で茶葉を摘み、ときには草を切って字を書き、夜寝る前には罪を悔い改めます。こうして一日の気ままな風流の過ちが、堕落にまで至らないようにするのです。
解説
風流な一日の過ごし方と、その締めくくり方を述べた一則です。理花は花を整えること、剪茶は茶葉を摘んだり刻んだりすることです。截草作字は草を切って字を書くことで、筆代わりに草を用いたのか、草書をしたためるのか、どちらとも読めます。風流蕭散は、気ままでとらわれのない暮らしぶりのことです。そうした自由な日々にも、知らず知らずの過ちがあるので、夜寝る前に懺悔して、堕落に至らないようにするというのです。楽しみの中にも一日の終わりに自分を振り返る時間を置く、その節度が印象的です。寝る前の数分でも、今日を振り返る習慣を持つと、日々の暮らしが引き締まるでしょう。
この章句が説くこと
自省修身閑適習慣節度
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