酔古堂剣掃 / 集韻・玉を蘊み珠を含むが如し
清姿如臥雲餐雪,天地盡愧其塵汙;雅致如蘊玉含珠,日月轉嫌其泄露。
新字:清姿如臥雲餐雪,天地尽愧其塵汚;雅致如蘊玉含珠,日月転嫌其泄露。
書き下し
清姿は雲に臥し雪を餐ふが如く、天地も盡く其の塵汙を愧づ。雅致は玉を蘊み珠を含むが如く、日月も轉た其の泄露を嫌ふ。
現代語訳
清らかな姿は雲に寝そべり雪を食べるかのようで、天地さえもみな自分の塵や汚れを恥じるほどです。雅な趣は玉を包み珠を含んでいるかのようで、日や月でさえかえってその輝きが漏れ出るのを嫌うほどです。
解説
清らかさと奥ゆかしさの極みを描いた対句です。臥雲餐雪は雲に寝て雪を食べることで、仙人や隠者の清らかな暮らしのたとえです。その清らかさの前では、天地さえ自分の汚れを恥じるというのです。蘊玉含珠は玉を包み隠し、珠を口に含むことで、才能や美質を内に秘めて外に見せない奥ゆかしさを言います。日月はすべてを照らし出すものですが、その日月でさえ、その美質が漏れ出てしまうのを惜しむほどだ、というのです。才能や徳は、ひけらかすより内に秘めているほうが、かえって深い輝きを放つものです。自分の良さを声高に語らず、静かに磨き続ける姿勢を大切にしたいものです。
この章句が説くこと
品格謙虚清廉修身風雅
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