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酔古堂剣掃 / 集韻・白日は羲皇の世

白日羲皇世,青山綺皓心。

書き下し

白日は羲皇の世、青山は綺皓の心。

現代語訳

明るい昼は伏羲(太古の聖王)の世のように穏やかで、青い山は商山の四皓(秦末漢初の四人の隠者)の心のようです。

解説

昼の穏やかさと山の清らかさを、太古の世と古の隠者にたとえた対句です。羲皇は伝説の聖王伏羲で、羲皇の世はまだ争いも欲もない素朴な太古を言います。晋の陶淵明が、夏の北窓の下で涼風に吹かれ、自ら羲皇上人と称したことはよく知られます。綺皓は綺里季ら商山四皓のことで、秦の乱世を避けて商山に隠れた、白髪の四人の老人です。明るい日差しの下で過ごす一日は太古の平和そのもの、仰ぎ見る青山には世を避けた賢者の心が宿っている、というのです。穏やかな休日の昼下がりに、こうした古人の心を思い浮かべてみると、時間の流れがゆったりと感じられるでしょう。

この章句が説くこと

隠逸閑適清閑自然古人

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