酔古堂剣掃 / 集韻・修竹門に到る雲裏の寺
修竹到門雲裏寺,流泉入袖水中人。
書き下し
修竹門に到る雲裏の寺、流泉袖に入る水中の人。
現代語訳
長く伸びた竹が門まで続く、雲の中の寺があります。流れる泉の水が袖に入ってくる、水の中にいるような清らかな人がいます。
解説
七言の対句で、山寺と、そこに遊ぶ人の清らかさを描いています。修竹は長く伸びた竹で、竹林が山門まで続く寺が雲の中に浮かんでいます。後半は、泉の水を掬うと袖にまで流れ込み、その人自身が水の中にいるかのように清らかだ、という情景です。寺の遠景と人の近景を並べ、読む者を静かな山中へ誘います。対句の形で景色を切り取る、集韻の典型的な一則です。忙しさの中では、こうした景色を思い浮かべるだけでも、ひととき心が洗われます。自分にとっての雲裏の寺を、心の中に一つ持っておくとよいでしょう。
この章句が説くこと
風雅自然閑適竹寺院
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『酔古堂剣掃』集景・寒山は寺裏に深し秋竹は沙中に淡く、寒山は寺裏に深し。
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