酔古堂剣掃 / 集韻・幽心の人は梅花に似る
幽心人似梅花,韻心士同楊柳。
書き下し
幽心の人は梅花に似、韻心の士は楊柳に同じ。
現代語訳
奥ゆかしい心を持つ人は梅の花に似ており、風雅な心を持つ士は柳と同じです。
解説
人の心ばえを花木にたとえた対句です。幽心は、世の喧騒から離れた静かで奥深い心、韻心は、風流を解するしなやかな心を指します。梅は寒さの中でひっそりと香り、古来、隠者や清廉な人の象徴とされてきました。柳は風にしなやかになびき、春の情趣を伝える木です。一方は凛とした孤高、一方はやわらかな風情と、二つの美しさを並べています。人にはそれぞれの品格があり、どちらが上というものではありません。自分の心が梅に近いのか柳に近いのかを考えてみると、自分らしい振る舞い方が見えてくるかもしれません。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
風雅品格自然梅花修身
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