酔古堂剣掃 / 集韻・雪後に梅を尋ぬ
雪後尋梅,霜前訪菊;雨際護蘭,風外聽竹。
新字:雪後尋梅,霜前訪菊;雨際護蘭,風外聴竹。
書き下し
雪の後に梅を尋ね、霜の前に菊を訪ひ、雨の際に蘭を護り、風の外に竹を聽く。
現代語訳
雪が降ったあとには梅を探しに出かけ、霜が降りる前には菊を訪ね、雨の降るときには蘭をかばって守り、風の吹く外では竹の音に耳を傾けます。
解説
梅、菊、蘭、竹の四君子と呼ばれる植物に、それぞれふさわしい接し方を示した一則です。梅は雪の中でも咲くので、雪の後にこそ探しに行く楽しみがあります。菊は霜が降りると枯れてしまうので、その前に訪ねて盛りを楽しみます。蘭は繊細な花なので、雨の日には傷まないようにかばってやります。竹は風に吹かれると葉がさやさやと鳴るので、その音に耳を澄ませます。尋ぬ、訪ふ、護る、聽くと、四つの動詞がそれぞれの植物の性質に合わせて選ばれているのが見事です。植物にも人にも、それぞれにふさわしい付き合い方があります。相手の性質をよく知ったうえで接することが、よい関係を築く秘訣なのでしょう。
この章句が説くこと
風雅自然四君子四季草花
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『酔古堂剣掃』集靈・雪後に梅を尋ね霜前に菊を訪ふ雪後に梅を尋ね、霜前に菊を訪ひ、雨際に蘭を護り、風外に竹を聽く。固より野客の閒情にして、實に文人の深趣なり。
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『酔古堂剣掃』集倩・韻を識る者は深山の竹を窮む芳を尋ぬる者は深徑の蘭を追ひ、 韻を識る者は深山の竹を窮む。
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