古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

酔古堂剣掃 / 集景・小苑の梨花雲を夢む

中庭蕙草銷雪,小苑梨花夢雲。

書き下し

中庭の蕙草雪を銷し、小苑の梨花雲を夢む。

現代語訳

中庭の蕙草は雪を溶かし、小さな庭の梨の花は雲を夢見ています。

解説

早春の庭を、香草と梨の花で描いた六言の対句です。蕙草は香りのよい草で、蘭とともに君子の象徴として楚辞以来たびたび詠まれてきました。その芽吹きが、残った雪を溶かしていくかのように描かれています。後の句では、白い梨の花が雲のように咲き、あたかも雲を夢見ているかのようだと言います。梨の花の白さは、雪や雲にたとえられることが多く、ここでは前の句の雪と響き合っています。植物が雪を溶かし、雲を夢見るという擬人的な表現で、冬から春へと移る庭の息づかいが感じられます。庭先の小さな芽や花にも、季節を動かす力が宿っていると思うと、日々の景色が少し違って見えるでしょう。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

自然風雅春草花季節

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る