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酔古堂剣掃 / 集素・細雨閒かに卷を開く

細雨閒開卷,微風獨弄琴。

新字:細雨閒開巻,微風独弄琴。

書き下し

細雨閒かに卷を開き、微風獨り琴を弄す。

現代語訳

細かな雨の降る日にはのんびりと書物を開き、そよ風の吹く日にはひとりで琴を奏でます。

解説

わずか十字で、閑居の理想的なひとときを描いた五言の対句です。細雨は霧のような細かい雨、開巻は書物を開くことです。雨の日は外に出られないからこそ、心静かに本を読むのにふさわしい時間になります。微風はそよ風、弄琴は琴を気ままに爪弾くことです。独りという言葉に、誰に聞かせるためでもなく自分のために奏でる自由がにじみます。雨の日には読書、風の日には音楽と、天気に逆らわず、その日の空模様に合わせて楽しみを選ぶ暮らし方が見えてきます。雨の日を憂うつな日ではなく、読書の日と決めてしまえば、天気さえ楽しみの一部になることを教えてくれます。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

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この章句が説くこと

読書閑適雨琴風雅

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