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酔古堂剣掃 / 集素・莊厲は親しみ難く日に規矩に進む

褻狎易契,日流於放蕩;莊厲難親,日進於規矩。

新字:褻狎易契,日流於放蕩;荘厲難親,日進於規矩。

書き下し

褻狎は契り易く、日に放蕩に流る。 莊厲は親しみ難く、日に規矩に進む。

現代語訳

なれなれしい付き合いは打ち解けやすいのですが、日ごとに放縦に流れていきます。厳かで厳しい付き合いは親しみにくいのですが、日ごとに規律ある方へと進んでいきます。

解説

付き合い方の違いが、人をどちらへ導くかを対比した一則です。褻狎はなれなれしく狎れ合うこと、契は意気投合することです。放蕩は節度なく気ままに流れることです。荘厲は態度が厳かで厳しいこと、規矩は定規とコンパスで、手本となる規範を言います。気楽な仲間とは打ち解けやすい反面、互いに甘え合ってだらしなくなりがちです。厳しい人は近寄りがたいけれども、そばにいるうちに自然と行いが正されていきます。心地よさだけで付き合う相手を選ぶと、知らぬ間に流されてしまいます。少し緊張する相手をそばに置くことの価値を教えてくれます。

この章句が説くこと

交友修身規律処世放蕩

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