古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

酔古堂剣掃 / 集素・竹冠蘭佩、物色俱に閒なり

溪響松聲,清聽自遠;竹冠蘭佩,物色俱閒。

新字:渓響松声,清聴自遠;竹冠蘭佩,物色倶閒。

書き下し

溪響松聲、清聽自ら遠し。 竹冠蘭佩、物色俱に閒なり。

現代語訳

谷川の響きや松風の音は、清らかに聞こえておのずと遠くまで届きます。竹の皮の冠と蘭の帯飾りと、身の回りの物の姿までがともにのどかです。

解説

耳に聞こえるものと身に着けるものの両方で、閑かな暮らしを描いた対句です。渓響は谷川の水音、松声は松の枝を渡る風の音で、どちらも隠者の住まいを象徴する音です。清聴はそれを澄んだ耳で聞くことです。竹冠は竹の皮で作った冠で、漢の高祖劉邦が若いころに用いたという話が伝わります。蘭佩は蘭を帯に下げることで、『楚辞』離騒で屈原が秋蘭を紐にして佩びたとうたったことに由来する、高潔さの象徴です。物色は物の姿や様子です。身の回りを素朴で清らかなもので整えると、心まで閑かになるという実感が込められています。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

閑適自然隠逸風雅清貧

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る