古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

酔古堂剣掃 / 集靈・無定河邊破鏡の愁ひ

賀蘭山外虛兮怨,無定河邊破鏡愁。

新字:賀蘭山外虚兮怨,無定河辺破鏡愁。

書き下し

賀蘭山外虛兮として怨み、無定河邊破鏡に愁ふ。

現代語訳

賀蘭山の向こうでは、むなしく恨みを抱き、無定河のほとりでは、割れた鏡のように引き裂かれた夫婦の悲しみに沈みます。

解説

辺境に出征した夫と、残された妻の悲しみを詠んだ対句です。賀蘭山と無定河は、どちらも北方の辺境の地名で、戦の場として知られました。無定河は、唐の陳陶の詩に、憐れむべし無定河辺の骨、猶ほ是れ春閨夢裏の人、とあるように、戦死した夫を妻がまだ夢に見ている悲劇の舞台です。破鏡は、陳の徐徳言と楽昌公主が国の滅亡で離ればなれになるとき、鏡を割って半分ずつ持ち、再会の証としたという話で、夫婦の別離をいいます。虛兮の二字は意味がとりにくく、写しの誤りの疑いもありますが、むなしい恨みの意にとりました。戦争が引き裂く家族の悲しみは、今も変わりません。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

別離戦争夫婦情故事

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る