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酔古堂剣掃 / 集靈・詩を詠ずるは蘋末に風の起るが如し

讀書如竹外溪流,灑然而往;詠詩如蘋末風起,勃焉而揚。

新字:読書如竹外渓流,灑然而往;詠詩如蘋末風起,勃焉而揚。

書き下し

書を讀むは竹外の溪流の如く、灑然として往き、詩を詠ずるは蘋末に風の起るが如く、勃焉として揚る。

現代語訳

書物を読むのは、竹林の外を流れる谷川のようで、さらさらと流れていきます。詩を詠むのは、浮き草の葉先から風が起こるようで、むくむくと舞い上がります。

解説

読書と作詩の理想の姿を、自然の動きにたとえた対句です。灑然はさっぱりと、滞りなく流れるさまです。蘋末に風の起るは、宋玉の風賦に、風は地に生じ青蘋の末に起こる、とあるのを踏まえ、小さなところから大きな風が起こることをいいます。勃焉は勢いよく湧き起こるさまです。読書は、無理に力まず、谷川の水のように自然に流れるように読むのがよく、詩は、小さなきっかけから感興が一気に湧き上がるようにして生まれるのがよいというのです。何かを学ぶときも創るときも、力みすぎず、自然な流れと勢いを大切にすると、よい結果が生まれやすいものです。

この章句が説くこと

読書自然創作学問

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