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酔古堂剣掃 / 集峭・松枝は自ら是れ幽人の筆

松枝自是幽人筆,竹葉常浮野客杯。且與少年飲美酒,往來射獵西山頭。

新字:松枝自是幽人筆,竹葉常浮野客杯。且与少年飲美酒,往来射猟西山頭。

書き下し

松枝は自ら是れ幽人の筆、竹葉は常に野客の杯に浮ぶ。且く少年と美酒を飲み、西山の頭に往來して射獵せん。

現代語訳

松の枝はそのまま隠者の筆となり、竹の葉はいつも野に住む者の杯に浮かんでいます。しばらくは若者たちと美酒を酌み交わし、西山のほとりを行き来して狩りをしましょう。

解説

前半の隠者の静かな風雅と、後半の若者との豪快な遊びとを組み合わせた一則です。松の枝を筆にするとは、自然の中で字を書き詩を作る暮らしのことです。竹葉は竹の葉であると同時に、竹葉青という酒の名にも掛けています。幽人と野客は、どちらも世を離れて暮らす人です。後半は一転して、若者たちと酒を飲み、山で狩りをするという活気ある場面です。静かな隠遁だけでなく、ときには若い人と交わって体を動かす、その両方があってこそ心は若々しく保たれるのでしょう。年齢を重ねても、若い世代と一緒に楽しむ機会を大切にしたいものです。

この章句が説くこと

隠逸風雅交友閑適

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