酔古堂剣掃 / 集峭・男子と做らんと要せば剛腸を負ふ
要做男子,須負剛腸,欲學古人,當堅苦志。
新字:要做男子,須負剛腸,欲学古人,当堅苦志。
書き下し
男子と做らんと要せば、須らく剛腸を負ふべし、古人を學ばんと欲せば、當に苦志を堅くすべし。
現代語訳
一人前の男になろうとするなら、剛い腸、つまり不屈の気骨を持たねばなりません。昔の立派な人に学ぼうとするなら、苦難に耐える志を固くしなければなりません。
解説
立派な人物になるための心構えを、短く力強く言い切った一則です。做は為る、剛腸は曲がらない強い心、気骨のことです。苦志は苦しみの中でも揺るがない志をいいます。古人を學ぶとは、書物の知識をなぞることではなく、その人たちが困難をどう耐え抜いたかを自分でも実践することだと示しています。男子とありますが、今の言葉で言えば、自分の足で立つ大人になるということでしょう。何かを成し遂げた先人の話を読むと、華やかな成果に目が行きがちですが、その陰にある長い苦労と揺るがない志こそ学ぶべきものなのです。
この章句が説くこと
立志修身気骨学問忍
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