古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

酔古堂剣掃 / 集情・孤鳴翱翔して去らず

孤鳴翱翔以不去,浮黯䨴而荏苒。

書き下し

孤鳴翱翔して以て去らず、浮かべる黯䨴として荏苒たり。

現代語訳

ひとり鳴く鳥は空を舞いめぐって去ろうとせず、浮かぶ暗い雲は重く垂れこめて、時だけがゆるやかに過ぎていきます。

解説

去りがたい思いと、晴れない心を風景に託した対句です。孤鳴は群れを離れて鳴く鳥、翱翔は空を大きく舞うことです。䨴は雲が重なるさま、荏苒は時がじわじわと過ぎていくことをいいます。鳥が同じ場所を離れられずに舞い続ける姿は、別れた人を思い切れない心そのものです。垂れこめる雲の下で時が過ぎていく様子は、気持ちが晴れないまま日々が流れていく感覚を伝えます。こうした気分は誰にでもあるものです。無理に振り払おうとせず、いまの自分はこういう空模様なのだと認めることが、かえって心を軽くしてくれることもあります。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

情孤独別離自然憂い

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る