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酔古堂剣掃 / 集醒・一切之を我が身に求めよ

休委罪於氣化,一切責之人事;休過望於世間,一切求之我身。

新字:休委罪於気化,一切責之人事;休過望於世間,一切求之我身。

書き下し

罪を氣化に委ぬるを休めよ、一切之を人事に責めよ。 望みを世間に過ぐるを休めよ、一切之を我が身に求めよ。

現代語訳

罪を天地の巡り合わせのせいにするのはやめなさい。すべては人の行いの責任として問いなさい。世の中に過大な期待をかけるのはやめなさい。すべては自分自身に求めなさい。

解説

責任と期待の向け先を、自分の側に引き戻すよう説いた対句です。気化は天地の気の運行、つまり運命や時の巡り合わせのことです。人事は人のなすべき事柄、人の行いを言います。うまくいかないことを運や時代のせいにしている限り、何も変わりません。また世の中や他人に多くを期待すると、裏切られたときに恨みが残ります。『論語』衛霊公篇の「君子は諸を己に求め、小人は諸を人に求む」と同じ精神です。責任を引き受けることは重荷のようですが、実は自分で状況を変えられるという希望でもあります。うまくいかない時こそ、自分にできることは何かに目を向けたいものです。

この章句が説くこと

自責反省処世自立修身

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