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酔古堂剣掃 / 集醒・吉人は安祥

吉人安祥,即夢寐神魂,無非和氣;凶人狠戾,即聲音笑語,渾是殺機。

新字:吉人安祥,即夢寐神魂,無非和気;凶人狠戻,即声音笑語,渾是殺機。

書き下し

吉人は安祥にして、即ち夢寐の神魂も、和氣に非ざるは無し。 凶人は狠戾にして、即ち聲音笑語も、渾て是れ殺機なり。

現代語訳

善い人は穏やかで落ち着いており、眠って夢を見ているときの魂さえも、和やかな気に満ちています。悪い人は荒々しくねじけており、話し声や笑い声までもが、すべて人を損なう気配を帯びています。

解説

人の本性は、意識していない所にまでにじみ出ることを述べた対句です。吉人は善良な人、安祥は穏やかで落ち着いたさまを言います。凶人は悪い人、狠戻は荒々しく道理に背くことで、殺機は人を害しようとする気配を指します。善人は夢の中でさえ和やかで、悪人は笑っているときでさえ刺々しいというのです。菜根譚にもほぼ同じ句があります。表面の言葉づかいや笑顔は取り繕えても、心の奥の気は隠しきれず、周りの人には伝わってしまいます。自分の気の持ち方を日々整えることが、何よりの身だしなみだと言えるでしょう。

この章句が説くこと

和気修身品格善悪

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この一句を、あなたの毎日に。

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